水上オートバイ免許の学科試験内容やポイントを免許保有者が簡単解説

小型船舶

水上オートバイ(水上バイク・ジェットスキー)の豪快かつ颯爽と走る姿って、とてもカッコよくて憧れますよね。実際に水上を操縦してみると、それは爽快ですし、海や湖をより一層エンジョイすることができます。

本記事では、水上オートバイ免許(特殊小型船舶操縦免許)の学科試験内容やポイントについて、免許保有者の筆者が、わかりやすく解説します。

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学科試験について

以下科目から四者択一形式で合計40問出題されます。試験時間は50分です。

  1. 小型船舶操縦者の心得及び遵守事項 12問
  2. 交通の方法 10問
  3. 運行 18問 

合格には、「各科目50%以上」かつ「合計26問以上(65%以上)」の正解が必要です。

それでは、各科目の内容を少し掘り下げていきましょう。

【科目1】操縦者の心得及び遵守事項

出題数:12問
この科目は、ルールやマナーなどの基本的な内容です。
科目名の通りですが、「水上交通の特性」「小型船舶操縦者の心得」、「小型船舶操縦者の尊守事項」から12問が出題されます。

【例題】
遭難した場合の措置について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
(1)あらゆる手段を用いて遭難信号を発信する。
(2)捜索救助は海上でも湖川でも海上保安庁に通報する。
(3)救助を要請する場合は、特に船位を正確に伝える。
(4)通信手段があれば速やかに救助要請を行う。

過去問題 – ライセンス (license2001.com)より引用

※正解は(2)

[ザ・基本]な内容なので、それほど難易度は高くありません。ちゃんとテキストを読んで理解できていれば、なんら問題ありません。逆に言うと、この科目でいかに点を稼げるかが学科試験の合否に関わってきますので、漏らさず点を拾っていきましょう。

【科目2】交通の方法

出題数:10問
「海事法規」、「海上衝突予防法」、「海上交通安全法」、「港則法」、「湖川・特定水域での交通ルール〈都道府県条例等〉」など、法律面から10問が出題されます。

【例題】
動力船が濃霧中を航行するときの措置として、誤っているものは、次のうちどれか。
(1)見張りを厳重にする。
(2)短音1回の汽笛信号を繰り返し行う。
(3)法定灯火を表示する。
(4)機関を直ちに操作できるようにする。

過去問題 – ライセンス (license2001.com)より引用

※正解は(2)

〇〇法とか聞くとやや腰が引けますよね。お察しの通り、上記科目と比較すると難易度が少し増しますので、やや気合を入れて勉強する必要があります。しかし、恐るるに足らずです。各科目50%以上(総合65%以上)でOKなわけですから、特段焦る必要はありません。筆者はこの科目は捨て科目と捉え、「5問正解すればいいや~」を割り切って試験に臨みました。ちなみに、教習所コース(国家試験免除コース)に参加すると、講師の方がしっかりポイントをレクチャーしてくれるので、ポイントさえ押さえておけば5問正解は楽勝です。

【科目3】運行 

出題数:18問
基本的な操縦方法船やエンジンの点検方法事故発生時の処置気象・海象などから18問が出題されます。

【例題】
エンジンを始動する前に行う点検事項について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)艇体に亀裂や損傷が無いか確認する。
(2)エンジンルーム内にビルジが無いことを確認する。
(3)燃料コックがONの位置にないことを確認する。
(4)可動部分に潤滑剤が塗られていることを確認する。

過去問題 – ライセンス (license2001.com)より引用

※正解は(3)

操船・点検・気象など出題範囲が広く、海上特有の事項も多く、こちらも初めて勉強する方には曲者科目と言えるでしょう。しかし、基本操作、点検整備、ロープワークなどは実技でも必要になる知識のため、ここで理解できていると実技にも応用が利きます。というか、基本操作や点検などはそのまま実践することになりますので、ここで覚えてしまえば一石二鳥というわけです。そう考えると少し前向きに取り組めますよね♪

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まとめ(ポイント)

ここまでつらつら書いてきましたが、学科試験の合格率は約90%ですので、普通にやれば大体合格できます。とは言え、舐めてかかると足元を救われますので、時間がある方は、3科目とも入念に勉強して万全な体制で試験に臨むと良いでしょう。
なお筆者は、法律関係がとんと弱いため、科目1(操縦者の心得及び遵守事項)をしっかりと科目3(運行)をほどほどに科目2(交通の方法)を捨て科目として、勉強していました。このくらい感覚でも充分に全体65%は狙えます。皆さんも先ずは、ご自身の得意・不得意な科目を把握して強弱をつけて取り組むと効率が良くなりますよ
それから、過去問を解くと出題傾向が掴めるので、やっておいて損はありません。しかも、学科試験の内容の9割以上が過去問中心となります。時間がある方はぜひ過去問にも取り組みましょう。
[コチラに無料の過去問がありますよん♪]https://license2001.com/useful/past-test/

毎年夏になると、水上オートバイが絡む事故やマナー違反がニュースになります。車同様、違反には罰則がありますので、ルールを遵守して安全かつ快適にマリンアクティビティを満喫できるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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