こんにちは、赤浦コウです。
日商簿記3級の受験を予定している人の中には、受験方式で悩んでいる人も多いと思います。
実際に受験経験のある私のとしては、圧倒的にインターネット試験(以下ネット試験)がおすすめです!
(私は2021年9月にネット試験を受験し、合格できました💮)
本記事では、よく目にするデメリットを解消しつつ、ネット試験がおすすめの理由10選をお伝えします。
ネット試験の主なデメリット

この記事にたどりついたあなたは、他のサイトやブログ記事で、ネット試験について以下のようなデメリットを目にしているのではないでしょうか。
- キーボード操作に慣れていないと時間ロスが多い
- パソコンの操作に慣れていないと時間が足りない
- 桁が多いので入力間違いをしやすい
- 問題用紙にメモの書き込みができない
- 試験中に他の受験生が入退室する
- 近くにテストセンターがないと受験できない(こればかりは打ち手なし…)
こう見ると「デメリットもたくさんありますやん!」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
これからネット試験がおすすめの理由を紹介する中で、デメリットへの対処法や、デメリットを上回るメリットについても解説していきます!
ネット試験がおすすめの理由10選

まずはデメリット部分の不安を解消していきます。
理由① パソコン操作は事前に体験できる
デメリット1~2については、パソコンが不慣れな人が対象となりますが、【ネット試験(操作体験版)】で事前に操作方法を確認しておけば、特に不安なく試験に臨むことができます。
まして普段から仕事等でパソコンを使用している人は、なんら問題ありません!
YouTubeを使って備えておくのも良いです💡
理由② 桁数の入力ミスが減る
ネット試験では桁数の入力ミスが減るメリットがあります!
「あれ、デメリット3と真逆ですけど…?」と思われるかもですが、これにはちゃんと理由があります。
簿記試験では、確かに○千万円、○億円といった桁数を記入(入力)する場面があり、桁数の入力をミスしがちです。しかしこれは、「ネット試験だから」「パソコンだから」ということではなくて、統一試験(筆記)でも入力する行為は同じです。
では、なぜネット試験だと入力ミスが減るのでしょうか。それはカンマが自動入力され、桁数を間違えにくくなるためです。
それから、統一試験(筆記)では、時間に追われ急いで書いた数字が、「1」が「7」に、「4」が「9」に、などなど…誤って判断されてしまう可能性があります。これらを防げるのは、ネット試験のメリットです。
理由③ メモ書き問題は、学習時点で慣れておけばOK!隠れたメリットも!
デメリット4の「問題用紙にメモ書きできない」点に関しては、たしかに慣れていないと若干のやりづらさを感じるかもしれません。であれば、慣れておけば良いのです。試験に向けて学習を進めるにあたり、たくさんの問題集や過去問を解くはずです。
その際、最初からネット試験を受験する想定で、問題用紙ではなく手持ちのメモに書きこむクセを付けておきましょう。この方法で練習しておくと、ネット試験でも違和感なく順応できます。
また、この方法には、隠れたメリットがあります。学習に使用する問題集に書き込みしないため、問題集や過去問がきれいな状態で残ります。これにより、問題を何周しても、毎回新鮮な状態で挑めるのです。そして、中身がきれいなので、なんと最後はメルカリなどのフリマサイトで販売も可能!
理由④ 入退室が気になる問題は、むしろメリット!
ネット試験は、最寄りのテストセンターで行います。そこでは、簿記をはじめ、あらゆる試験を受ける人達が、同じ空間で、バラバラの時間で受験しています。故に試験を始める人・終わった人の入退室が発生します。
デメリット5として「他の受験生の入退室が気になる」がありましたが、どちらかというと私はメリットが大きかったです。
統一試験の場合、受験教室に特有の空気感(緊張感)が流れていますし、他の人の様子が気になってしまうかと思います。例えば、直前までテキストを猛烈に読み込む人、逆に随分と余裕そうにしている人、めちゃくちゃ早く解き終わっている人、こんな人を見て不安になったり、焦ったりすることもあります。
一方ネット試験は、周りの人が何の試験を受けているのかすら知りませんから、変な緊張感もなく、周りを気にする必要もありません。実際私は、自分の試験のことだけに集中できて、他の受験生の入退室は全くに気なりませんでした。
ここまで、デメリット部分を解消してきましたが、いかがでしょうか。ネット試験を検討されている人の不安を少しでも解消できていれば幸いです✨
さて、ここからは圧倒的におすすめの理由を紹介していきます!
理由⑤ 試験直前(3日前)まで申し込み可能
統一試験は申し込み約一カ月半前に締め切られますが、ネット試験であれば3日前まで申し込み可能です。
理由⑥ 毎日試験が開催されていて、受験日時を選択できる
統一試験は年に3回(6月・11月・2月)しか行われませんが、ネット試験は毎日開催されています。しかも、好きな試験日を自分で選択可能。
また、受験開始時間も15分単位で自由に選択可能。朝一で受験することも、仕事や学校帰りに受験することも可能です。
理由⑦ 何度でもすぐに受験可能
仮にネット試験で不合格だった場合でも、すぐ申し込めば3日後に再び受験可能。何度でも気軽に受験できるのは大きなメリットですね。私も自信があったわけではないので、「落ちたらまた受ければいいや」と肩の力を抜いて試験に臨みました。
残念ながら不合格になってしまった人の中には「たまたま苦手な部分が多く出題された」ケースもあると思います。簿記の試験は、受ける回によって合格率がわりと大きく変動するそうです。きっと、何度か受けているうちに「得意な部分が多い回」や「合格率が高い回」にあたります♪
理由⑤~⑦をまとめると、このようなメリットがあります。
- 学習の進捗に合わせて受験可能
- 自身のスケジュールに合わせて何度も受験可能(忙しい人こそネット受験がおすすめ!)
- 学習内容の鮮度が高い内に受験可能(学習した内容を忘れる前に受験すべし!)
理由⑧ 合否がその場でわかって、合格証がすぐ手に入る
統一試験は合否発表がおよそ2週間後になりますが、ネット試験の場合、試験後その場で合否がわかります。見事合格した場合は、QRコードが記載された紙が渡され、そこにアクセスすると「合格証」をPDFでダウンロードできます。
理由⑨ 勘定科目の入力が楽
簿記では、数字以外に勘定科目を記述する問題が多く出題されます。その際、漢字を間違えて記述すると不正解使いとなってしまいます。しかし、ネット試験の場合は、勘定科目をキーボードで入力し、変換キーを押すと変換候補が出てきますから、勘定科目の漢字間違いを大幅に削減できます。「答えはわかっているのに漢字が思い出せない…」なんてことがなくなります!
理由⑩ 周りの電卓をたたく音が気にならない
ネット試験では、統一試験のように周りの電卓をたたく音[カタカタ音]に集中力をかき乱されることもありません。私が受験したテストセンターは、本当に静かな空間でとても集中できました。
さらに集中力を高めたい人は、ヘッドホンやイヤホンを借りて音を遮ることも可能です!
まとめ
以上、ネット試験がおすすめな理由10選でした。
- 理由① パソコン操作は事前に体験できる
- 理由② 桁数の入力ミスが減る
- 理由③ メモ書き問題は、学習時点で慣れておけばOK!隠れたメリットも!
- 理由④ 入退室が気になる問題は、むしろメリット!
- 理由⑤ 試験直前(3日前)まで申し込み可能
- 理由⑥ 毎日試験が開催されていて、受験日時を選択できる
- 理由⑦ 何度でもすぐに受験可能
- 理由⑧ 合否がその場でわかって、合格証がすぐ手に入る
- 理由⑨ 勘定科目の入力が楽
- 理由⑩ 周りの電卓をたたく音が気にならない
「遠方にしかテストセンターがない」人は受験が難しいですが、近場にテストセンターがある場合は、ネット試験を強くおすすめします!過去問でコンスタントに70点以上を取れるようになっている人は、さっそくネット試験を受験してみてはいかがでしょうか💡
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