こんにちは、赤浦コウです。
本連載記事では、日商簿記3級に必要な学習内容を入門者向けに解説しています。
今回は、「複数口座の管理・仕訳」についてです。要は、複数の金融機関で口座を開設している場合の仕訳です。結論を先に言ってしまうと、やることは普通の仕訳と変わらないので、難しいことは何もしません!
「普通預金と定期預金」
まず、その他の預貯金について解説します。
簿記で最も頻繁に使われる当座預金については、こちら(#4)で詳しく解説しています。銀行預金には当座預金のほか、普通預金や定期預金があり、以下がそれぞれの特徴です。

普通預金も定期預金も当座預金と同じように資産の勘定科目で仕訳を行います。
例)現金¥5,000を普通預金から引き出した。
例)定期預金¥100,000を取り崩し、普通預金に振り替えた。
複数口座の管理
会社規模が大きくなり、取引先が増えていくと、普通預金や当座預金の口座を、複数の金融機関で開設することがあります。そして、取引相手や取引内容によって口座を使い分けます。
そこで必要になるのが、金融機関+ 預金勘定ごとの仕訳です。普通預金口座を複数持っている場合、どこの金融機関の口座を用いた取引なのかを明確にするため、預金勘定名に金融機関名を付けて管理します。たとえば、赤浦信用金庫の普通預金であれば、普通預金赤浦信用金庫となります。
→[預金勘定名+金融機関名]で覚えよう!
例)商品¥18,000を販売し、代金は赤浦信用金庫の普通預金へ振り込まれた。
例)A銀行の普通預金からB銀行の当座預金へ¥60,000を振り替えた。
例)買掛金¥95,000の支払いのため、A銀行の小切手を振り出して支払った。
まとめ
複数の金融機関で口座を開設している場合、勘定科目を[預金勘定名+金融機関名]とし、資産として仕訳する。今回は以上です!とっても簡単ですね。
なお、今回で簿記の超入門編はおしまいです。次回より入門編に入っていきますので、ここまで読んでいただき簿記に興味を持たれた方は、ぜひ学習を進めてみませんか。次回以降も、よりわかりやすく、簡潔に、入門者の目線で解説していきますので、引き続きよろしくお願いします。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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